================================ OpenPNE 3.4 バージョンアップ手順 ================================ はじめに ======== このドキュメントは、 OpenPNE 3.2.0 + から OpenPNE 3.4.x へのバージョンアップ作業の手順を示したものです。 ※バージョンアップをおこなう前に、データベースのバックアップを取っておくことを強くお勧めします。 手順 ==== バージョンアップは以下の手順でおこないます。 (1) ファイルの設置 (2) 設定ファイルの上書き (3) バージョンアップコマンドの実行 作業方法 ======== ファイルの設置 -------------- Web サーバ上に OpenPNE 3.4 のソースファイルを設置します。(※新旧ソースファイル混在によるトラブルを防ぐため、上書きではなくファイルすべてを交換してください。) 設定ファイルをコピー -------------------- 古いバージョンの config/databases.yml を新しいバージョンの config/databases.yml としてコピーします。 その後、以下のようにして OpenPNE 3.4 付属の設定ファイルをコピーしてください。 :: $ cd OpenPNE3 $ cp config/ProjectConfiguration.class.php.sample config/ProjectConfiguration.class.php $ cp config/OpenPNE.yml.sample config/OpenPNE.yml config/ProjectConfiguration.class.php に独自の設定を記述している場合は、古いファイルを参考に新しいファイルを変更してください。 OpenPNE.yml の設定値を環境に合わせて変更してください。特に base_url と mail_domain はメール投稿、メール配信の際に利用されるので必ず設定をおこなってください。 OpenPNE 3.2 で管理画面からメールテンプレートを変更し、 OpenPNE 3.4 にアップデートした際に問題が生じた場合、 OpenPNE.yml の is_restrict_mail_template を false に設定してください。 プラグインディレクトリのコピー ------------------------------ 古いバージョンの plugins ディレクトリの中身をコピーします。 :: $ cp -aur /path/to/old/OpenPNE3/plugins/* /path/to/new/OpenPNE3/plugins $ cp -aur /path/to/old/OpenPNE3/plugins/.* /path/to/new/OpenPNE3/plugins モデルの再構築 -------------- プロジェクトルートディレクトリで、以下のコマンドを実行します。 :: $ ./symfony doctrine:build-model $ ./symfony cc この手順は、次の「バージョンアップコマンドの実行」に必要となります。 バージョンアップコマンドの実行 ------------------------------ プロジェクトルートディレクトリで、以下のバージョンアップコマンドを実行します。 :: $ ./symfony openpne:migrate $ ./symfony plugin:publish-assets このコマンドは OpenPNE 本体、プラグインの両方を最新の状態にバージョンアップします。 OpenPNE 3.2.7.2、3.4.9 以前からのバージョンアップの場合、以下のコマンドを実施する必要があります。 コマンドの実施前に以下のブログ記事をお読みください。 【緊急リリース】OpenPNE 3 に存在するセッション管理の不備に関する複数の脆弱性のお知らせ http://www.openpne.jp/archives/5689/ :: $ ./symfony openpne:fix-session-db 以上でバージョンアップは完了です。