============================ OpenPNE 3.4 セットアップ手順 ============================ はじめに ======== このドキュメントは、 OpenPNE バージョン 3.4 を基にして書かれています。 OpenPNE3 は以下のようなサーバ環境で動作させることを想定しています。 Webサーバ Apache * mod_rewrite を使用可能 PHP PHP5.2.3 以降 * PHP の mbstring 拡張モジュールを使用可能 * PHP の XML 拡張モジュールを使用可能 * PHP の PCRE 拡張モジュールを使用可能 (UTF-8 サポート) * PHP の PDO 拡張モジュールを使用可能 (利用する DBMS のドライバも含む) * PHP の JSON 拡張モジュールを使用可能 * PHP から GD ライブラリを使用可能 (JPEG/GIF/PNG サポート) * PHP の mcrypt 拡張モジュールの使用を推奨 * PHP の APC 拡張モジュールの使用を推奨 データベースサーバ MySQL4.1以降(5.1 以降を推奨) PostgreSQL, SQLite は現時点で未サポート(将来的にサポート予定) ※ OpenPNE 3.4 は、セットアップ時に指定されたデータベースを削除し、作り直します。かならず専用のデータベースを用意してセットアップを実施してください。 セットアップ ============ OpenPNE3 のソースコードを入手する --------------------------------- 以下の URL に記載されている情報に従って、 OpenPNE 3 のソースコードをダウンロードしてください。 http://www.openpne.jp/pne-downloads/ ファイルの設置 -------------- 以下のような構造になるようにサーバ上にファイルを設置してください。 :: ./ +-- LICENSE +-- NOTICE +-- apps/ +-- config/ +-- data/ +-- doc/ +-- lib/ +-- log/ +-- plugins/ +-- symfony +-- test/ (ブラウザから閲覧可能) +-- web/ (ディレクトリ名は変更可能) +-- index.php +-- js/ +-- mobile_frontend.php +-- pc_backend.php : 設定ファイルをコピー -------------------- 以下のようにして設定ファイルをコピーしてください。 :: $ cd OpenPNE3 $ cp config/ProjectConfiguration.class.php.sample config/ProjectConfiguration.class.php $ cp config/OpenPNE.yml.sample config/OpenPNE.yml その後、 OpenPNE.yml の設定値を環境に合わせて変更してください。特に base_url と mail_domain はメール投稿、メール配信の際に利用されるので必ず設定をおこなってください。 インストールコマンドの実行 -------------------------- 以下のコマンドを実行し、インストール作業をおこなってください。 :: $ ./symfony openpne:install コマンドを実行すると、はじめに、以下の事項の入力を求められます。 * 使用する DBMS (mysql, pgsql, sqlite から選択。ただし mysql 以外は未サポート) * データベース名 * データベースへの接続用ユーザ名 * データベースへの接続用パスワード(未入力可) * データベースサーバのホスト名(localhost など) * データベースサーバのポート番号(未入力可) * (DBMS に MySQL を選択し、サーバホスト名に localhost を指定した場合)使用するソケットへのパス(未入力可) 以上の事項について入力をおこなうと、インストール作業が自動でおこなわれます。 開発環境用ファイルを削除 ------------------------ :: $ ./symfony project:clear-controllers mod_rewrite の設定 ------------------ web/.htaccess の RewriteBase を各自の環境にあわせて編集してください(必要でない場合もあります)。 :: RewriteBase / # もしくは /web など ※RewriteBase には URL の絶対パスを指定してください。 メール配信設定 -------------- メールを配信するための設定をおこないます。メールの配信をおこなわない場合はスキップして構いません。 設定例 ++++++ cron ファイルに設定権限を付加します。 :: $ chmod -R 0755 bin/*.cron /etc/crontab に以下を記述します。 :: # 6 時に /path/to/OpenPNE3/bin/send_daily_news.cron というスクリプトを /path/to/php で実行することで /path/to/OpenPNE3 のデイリー・ニュースを配信する 00 6 * * * root sh /path/to/OpenPNE3/bin/send_daily_news.cron /path/to/OpenPNE3 /path/to/php # 6 時に /path/to/OpenPNE3/bin/birthday_mail.cron というスクリプトを /path/to/php で実行することで /path/to/OpenPNE3 の誕生日通知メールを配信する 00 6 * * * root sh /path/to/OpenPNE3/bin/birthday_mail.cron /path/to/OpenPNE3 /path/to/php なお、デイリー・ニュースはデフォルトの状態ではコンテンツがありません。 管理画面のガジェット設定から、デイリー・ニュースに対応したプラグインが提供するコンテンツを選択して使用してください。 メール投稿設定 -------------- メール投稿のための設定をおこないます。メール投稿をおこなわない場合はスキップして構いません。 設定例 (Postfix を使用する場合) +++++++++++++++++++++++++++++++ /etc/postfix/virtual を以下のように設定します:: example.com anything @example.com openpne_user /etc/aliases を以下のように設定します:: openpne_user: "| php /path/to/openpne/symfony openpne:execute-mail-action" ブラウザからアクセス(PC) ------------------------ (1) http://example.com/index.php にアクセス (2) ログインフォームに sns@example.com / password と入力し、ログインできるかどうか確認 ※メールアドレスとパスワードはログイン後に必ず変更してください ブラウザからアクセス(管理画面) ------------------------------ (1) http://example.com/pc_backend.php にアクセス (2) ログインフォームに admin / password と入力し、ログインできるかどうか確認 ※メールアドレスとパスワードはログイン後に必ず変更してください